【待望の新機種】KindlePaperwhiteが表示速度改善により最強の座を獲得へ
9月21日、amazonは電子書籍端末kindleシリーズの最新モデルKindle Paperwhite(第11世代)の発売を発表した。
前モデルの最大の弱点だった表示の遅さの改善が図られ、電子書籍の最適解の一つとなることが期待されている。
この記事では、今回発表されたこの最新モデルが、前モデルと比べてどのように変わるのかを紹介する。
こんな人におすすめ
・電子書籍端末を買おうと思うが、どれを買えばいいか分からない
・KindlePaperwhiteの前モデルを持っているが、表示が遅いのが不満
・他の電子書籍端末を持っているが、風呂でも読書したい
前モデルの特徴と不満点
手頃な価格で、防水対応、ブルーライトが少ない、電池もちが非常に良いなど、最強との呼び声も高かった前端末。
その弱点は、ページ表示速度の遅さにあった。
とにかく、次のページへの切り替えが遅いのだ。
Kindle Papertwhiteユーザーは、ずっとこのページ表示速度の改善を望んでいた。
そこで満を持しての新モデルの発表だ。
新モデルの変更点
3年ぶりの新モデル。変更点などを見ていこう
サイズ
174×125×8.1mm 205g
これは前モデルから高さ7mm、幅9mmの増加している。
厚さは0.08mm薄くなり、重さは23g増加した。
正直なところ、本体寸法だけではよくわからない。
それよりも、重量バランスなども含めた持ちやすさのほうが大事だ。
もちろん実機を触っていないのでわからないが、持ちやすさは大きく変わっていないだろう。
ここは実機を触った人のレビューが待たれる。
画面サイズ
6インチから6.8インチに。ベゼル枠も小さくなり表示面積が広がった。
本体サイズが大きく変わらないなかでの表示面積が広がったのは素晴らしい。
懸念は、ベゼルが狭くなっていること。
この端末では、画面をタッチしてページをめくるので、ベゼルが狭くなることで誤タッチが増えるようなことはありえる。
充電コネクタ
USB-typeBから待望のUSB-typeCへ。
電池0からフル充電まで約2.5時間。
さまざまな機器のコネクタがUSB-typeCへ変わっていくなか、ちゃんとこちらも対応に。
最近typeCのスマホも増えているので、その恩恵にあずかれる方も増えているのでは。
充電速度も早くなり、これまで3~4時間程度かかっていたフル充電までの時間が2.5時間に。
電池容量の増加
フル充電からの電池もちが、約6週間から約10週間に(毎日30分の使用で)
前モデルでも十分に電池の持ちが良かったが、今回さらにパワーアップ。
気づいたときに電池が切れていたという経験は私にはないので、私にはあまり魅力にまでは感じないのだが・・・。
もちろん、使用スタイルにもよるだろうが、これで電池切れの心配はさらに少なくなったといえるだろう。
表示速度の改善
Einkディスプレイ。プロセッサーの改良。ページめくりが20%早く
全ユーザーがこの改善を待っていた。
前モデルは表示が遅すぎる。
普通に読み進めて行くのにはまだ問題は少ない。
最大の問題は、複数ページの移動。
これはものすごいストレスがたまる。
パラパラとページをめくって移動できる紙との差を如実に感じるきっかけでもあった。
今回の20%向上というのが、体感でどれくらいの差になるのかはまだ分からない。
正直、20%ってそんなに大きな数値ではない。
予想が外れることを恐れずに言えば、1ページの移動は快適になるが、複数ページの移動は以前として大きなストレスに感じるくらいではないだろうか。
実機レビューの登場が望まれる。
防水機能は継続
前モデルに引き続き、IPX8相当の防水性能
防水性能に関しては前モデルでも全く不満はなかった。
それが継続され、引き続き風呂などでも安心して使えることは嬉しい。
画面表示
色調調整機能追加。ディスプレイ最大輝度が10%アップ。
色調調整は嬉しい。さらなるブルーライトの低減効果が期待される。
最大輝度の向上は、どれだけ恩恵があるか分からない。
屋外でも快適に見れるという記述見られたが、屋内での読書にはあまり影響がないのではないか。
シグネチャーモデル
ちょっと値段は高くなるが、シグネチャーモデルというものが追って発売される。
今回の新モデルにさらに機能を追加したもので、次のような特徴になるという。
・ワイヤレス充電が可能に
個人的にはワイヤレス充電は使用していないので不要だが、すでにそうした環境で生活している人にとってはとても便利な機能だろう。
・ストレージが8GBから32GBへ
個人的には電子書籍で漫画を読まないので、8Gあれば十分。
漫画の場合は8GBをすぐ消費してしまうので、漫画を読む人には喜ばれるのでは。
・周囲の明るさに応じて明るさを自動調整
最大の関心。どれだけの精度かが問題。
精度が合わない自動調節ほど邪魔なものはないし、合えばこれほど便利なことはない。
実機レビューが待たれる。
価格
スタンダードモデル(広告有り)8GB 14,980円
(広告無し)8GB 16,980円
シグネチャーモデル 32GB 19,980円
新世代は買いか?
前世代でもほぼ完璧な性能だった。唯一の弱点が、表示の遅さだった。
新モデルでは、その改善が図られている。
20%の向上がどれだけの効果かは現時点では分からない。
十分な表示速度となっているのであれば、買いだ。
今後長きに渡って電子書籍端末の最適解の一つとして君臨し続けることだろう。
もし、十分な速さでなければ、正直前モデルから買い換えるほどの魅力はない。
発売前にレビュー情報を出すだろうから、そうした人のレビューを待って判断するのが一番いいだろう。
逆に、新モデルになったとはいえ、この端末が適さない人は次のような人だ
・表示の遅さは許せない人
・カラーでの表示が必要な人
・電子書籍で漫画をよく読む人
そうした人は、oasisなどの上位機を購入した方が幸せになれるはずだ。
まとめ
私は新モデルの発表があってすぐにシグネチャーモデルの予約をした。
しかし、こうして記事をまとめたので冷静になって考えて、予約は取り消した。
実機レビューを待ってから判断しようと思っている。
実機レビューで確認したい点は以下の2点
・表示速度の向上がどれだけ体感として快適になるか。
・自動輝度調整機能がどれくらいの精度か
この2点が満足できそうな水準であれば、新モデルを購入しようと思う。
もし、表示速度があんまり体感としての差が無いようであれば、現行機を使い続けるだろう。