泳げない人のトライアスロン まずは完走に必要なペースを確認

トライアスロン達成するまでを思い返しながら、必要な点を記していきます。

 

私は高校時代に水泳で補講を受けさせられるくらいの泳力しかなかった状態でトライアスロンへの挑戦を決意し、1年近くの練習期間を経て完走することができました。

 

そのとき行った練習を紹介していきます。

 

まずは、トライアスロンの概略を知る必要があります。その時私が買ったのは下記の本。

 トライアスロンの基本的なところから、出場に必要な道具、練習方法などまで書いてありました。

しかし、現在は絶版となっている様子。同じ著者の同様の本があったので、こちらも紹介。 

 

こういった本を読んで、まずは基本的な知識を身に着けておきましょう。

 

さて、ここで完走するために重要なことをお伝えします。

それは「『完走』に求められる水準は決して高くない」ということです。

 

各レースによって制限時間等が異なるので、まずは自分が出ようと思っているレースの制限時間を確認してみてみください。それに時間制限ピッタリでで走ったときの速さを計算してみてください。

 

意外とゆっくりでもゴールできるんだな、と思いませんか?

 

もちろん、本番は3種目を連続でやるという点や、気候などのコンディション(私が出場したときは40度を超える暑さとにかくきつかった・・・!)、レース中のトラブルなど、練習時よりもペースを悪化させる要素が多くあります。

どこかの種目で余裕を持って通過できることで完走により近づくんですが・・・。これは、練習をしてれば当初より上達するのでそこまで心配しなくていいです。

 

まずは、最低限達成したいペースの確認ということで、一度計算をしてみてください。

そこで、現時点で目標を達成していないものを重点的に練習しましょう。

極端に遅いものがあっても、ほかの種目で時間を稼げればなんとかなるという発想もありえますが。。。そう極端にやるより、苦手なところを潰すほうが簡単です。

 

私の場合は、ランニングはこれまでにフルマラソンを達成したこともあり、問題がありませんでした。
サイクリングも、自転車で四国お遍路を回ったことがあり、少しトライアスロンに向けたトレーニングをすれば全く問題がないと考えました。

 

問題はスイムです。

 

なんせ、高校時代に水泳の補講を受けたことがあるレベルです。そのときはなんとかクロールで25メートルを泳げるようにしましたが、苦手意識もあってそれ以降は全く泳いでいませんでしたから、1.5キロを泳ぎ切るなんて夢のまた夢に思えました。

 

練習中も、途中で水を飲んで足をついたりして、「これは足がつかない海でやったら死ぬぞ・・・」とか「これは本番で死ぬために練習をしているのか・・・?」なんて思いながら練習を重ねていました。

 

それが、ある時期から泳げる目処がたってきました。概ね20時間程度練習を重ねたくらいからでしょうか。呼吸の仕方と、体力を温存した泳ぎ方が身についてきてから、25メートルしか泳げないと思っていたのが、体力さえ続けば延々と泳ぎ続けられそうと感じられるようになりました。
ある程度泳げるようになってからも、水を飲むなどのアクシデントでパニックになってしまうかもしれないと思って、海水プールや、ちょっと汚いレベルのプール(失礼)で泳ぐなどして、できるだけ苦手意識を払拭するように練習をしてきました。
そうして、なんとかスイムパートを無事に終えて、トライアスロン完走することができたのです。(スイムパート終了時点はほぼビリでした)

 

今回は、自分に一番足りてない種目がわかれば、まずはそこから重点的に練習していきましょうという話でした。
そこだけ抑えられれば、自分の得意種目で全然巻き返せます。

みなさんも、苦手な種目があるからと敬遠していたトライアスロンにぜひ挑戦してみてください。